Record China 2020年10月12日(月) 22時20分
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12日、韓国・SBSによると、韓国銀行貨幣金融博物館にある定礎板が初代韓国統監で安重根に暗殺された伊藤博文の直筆であることを立証する史料が発見された。
2020年10月12日、韓国・SBSによると、韓国銀行貨幣金融博物館(旧・朝鮮銀行本店)にある定礎板が初代韓国統監で安重根に暗殺された伊藤博文の直筆であることを立証する史料が発見された。
記事によると、韓国与党「共に民主党」のチョン・ヨンギ議員は国会文化体育観光委員会の国政監査で、朝鮮銀行が1918年に発刊した「朝鮮と満州の経済概要」を史料として提示し、「現在米国の図書館が所蔵しているこの本には、『この建物の定礎板は伊藤公爵の直筆により作られた』との説明が書かれている」と明らかにしたという。
これまでも定礎板の筆者は伊藤博文であるとみられていたが、定礎の文字の左横に刻まれた作成者の部分が消えているため確証が得られない状況だったという。この建物は1912年に竣工し、史跡280号に指定されている。チョン議員は「この資料より重要な証拠はない」とし、「文化財庁は一日も早く考証を終え、定礎板を撤去するべきだ」と主張した。
これに対し、チョン・ジェスク文化財庁長は「専門家との現場調査で真偽を確認し、韓国銀行が撤去を決定したら文化財委員会の審議を経て撤去するかどうか確定する」と説明したという。
これに韓国のネットユーザーからは「伊藤博文の字だと確認されたら、その事実をその石に刻み、銀行前の歩道に埋めよう」「当然、撤去だ。人々に踏みつけられる場所、韓国銀行の入り口に置こう」「それを見たら怒りが込み上げてくる。跡形もなく壊してほしい」「そんなものを保存しておくのはおかしい。何の価値もない」など「撤去するべき」と主張する声が続出している。
一方で「つらい歴史も大切な歴史だ。そのままにして案内文を設置し、歴史の記録として残すべき」「嫌な過去の記録物=なくすべき、という考え方はとても未熟だ」「撤去ではなく残すことが未来の歴史教育のため」など撤去に反対する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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