2020年の訪日客、前年比87%減の411万人=政府目標の1割にとどまる―コロナ禍で移動制限

Record China    2021年1月20日(水) 17時50分

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日本政府観光局が発表した20年の訪日客数は前年比87%減の411万人にとどまった。新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で昨年3月以降、前年同月比9割以上の減少が続いていた。写真は東京タワー。

2021年1月20日、日本政府観光局が発表した2020年の訪日客数は前年比87.1%減の411万5900人にとどまった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で訪日客数は昨年3月以降、前年同月比9割以上の減少が続いていた。

政府は20年に訪日客4000万人の受け入れを目指していたが、わずか1割にとどまった。訪日客数は2019年に8年連続の増加となる3188万人を記録、過去最高を更新していたが、昨年は最近20年間で最低の水準となった。

新型コロナの影響で2月から中国や韓国の訪日客が減り始め始め、3月以降は世界全域で国境を越えた移動が制限された。3月~12月の月別訪日客数は、前年同月比9割以上の減少となっていた。

昨年の訪日客数を国・地域別に見ると、最多は中国(106万人)。以下台湾(69万人)、韓国(49万人)が続いた。2019年は中国(959万人)、韓国(558万人)、台湾(489万人)と多数が訪日。昨年の桁違いの激減ぶりが際立った。

7月以降、国際的な人の往来再開に向けた措置が段階的に進められ、ビジネス目的(順次、留学、家族滞在など在留資格へも拡大)の入国が限定的ながら再開されたが、観光目的での入国は、現在まで認められていない。

同時に発表された2020年12月の訪日客数は、5万8700⼈(前年同月比97.7%減)で、15カ月連続で前年同月下回り、実数としては前月からほぼ横ばいとなった。(八牧浩行

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