バンコク封タイの反政府デモ、鎖を事実上解除―爆弾事件頻発による参加者減少と資金難が原因か?

Record China    2014年3月3日(月) 8時20分

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2日、タイ反政府デモ隊はパトゥムワン、アソーク、ラチャプラソンの交差点から撤収し、主要3交差点の封鎖が解かれ、1月13日から続いていたバンコク封鎖が事実上解除された。

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2014年3月2日 タイの反政府デモのリーダー、ステープ・トゥアクスパン元副首相がパトゥムワン交差点のデモ隊を率いて、ルンピニ公園に移動した。前夜の1日を最後に都心のアソークとラチャプラソンの交差点にあるステージは撤収が開始されており、この日、デモ隊がパトゥムワン交差点を去ったことで、主要3交差点の封鎖が解かれ、1月13日から続いていたバンコク封鎖が事実上解除された。

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ステープ元副首相は前日までの演説の中で、「バンコク都民にこれ以上迷惑をかけるのも忍びない。これからは1か所で道路の封鎖もしないで抗議活動を続けていく」と発言していた。

バンコク都では、この動きに合わせて、3月3日朝までに撤収と清掃作業を行なうとしている。また、これによりバンコクの道路交通は封鎖以前の状態に戻るが、これまでのデモ隊を目標とした銃撃や爆破行為が今後も懸念されており、ルムピニ公園周辺では通行時に注意をするよう通達も出している。

今回の突然とも見える撤収については、相次ぐ爆破事件や長引くデモ活動に集会への参加者は目に見えて減っていたことや、かさむ運営費用の負担が厳しくなってきたことが本当の原因ではないか、との見方をする識者もいる。またその一方で、水面下で政府側と何らかの妥協案がまとまりつつあるのではないか、あるいは、経済的な被害を被っている財界からの圧力があったのではないかと様々な憶測が飛び交っている。

2013年11月30日から2月28日までに政府に対する抗議活動に関係する事件に巻き込まれて死亡した人は23人に上り、768人が負傷している。そのうち、バンコクでは死者20人、負傷者725人を占めている。(提供/Global News Asia・翻訳・編集:そむちゃい吉田)

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