パナマ毒入りシロップ、中国に責任はない―国務院新聞弁公室

Record China    2007年5月31日(木) 21時4分

拡大

2007年5月31日午後、国務院新聞弁公室はパナマで中国製原料を使用した咳止めシロップが原因で多数の死者を出した問題について、責任はパナマの業者にあると発表した。

(1 / 2 枚)

2007年5月31日午後、国務院新聞弁公室は記者会見を開き、パナマで中国製原料を使用した咳止めシロップの服用者に多数の死者が出た問題について、その調査結果を発表した。

その他の写真

記者会見には、国家質量監督検験検疫総局副局長魏伝忠(イー・チュアンチョン)、税関総署と国家食品薬品監管局の責任者が出席した。

魏伝忠副局長の説明によると、江蘇省の化学工場が「工業用ジエチレングリコール」として生産・出荷したものが、北京の貿易会社「中服嘉運貿易会社」からスペイン・マドリッドのR A S F E R株式会社に売り渡された。この間、中国の関係業者はすべて該当製品を「工業用」と認識。契約書にも「ジエチレングリコール」と明記してある。これはスペインの会社にも確認済みとのこと。

今回の問題は、これを輸入したパナマの業者が「グリセリン」とみなして「工業用」を「薬品用」としたこと。同時に「中服嘉運」が「品質保証期間1年」と明記したのを「品質保証期間4年」と改ざんしたことが原因だと説明した。(翻訳・編集/本郷智子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携