このままでは日本と同じ道に…韓国銀行が活力失う韓国経済に警告=韓国ネット「日本と似てる?いや…」

Record China    2020年10月21日(水) 7時20分

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19日、韓国メディア・韓国経済は「韓国銀行が、活力を失いつつある韓国経済に対して警告した」と伝えた。写真は韓国。

2020年10月19日、韓国メディア・韓国経済は「韓国銀行(韓銀)が、活力を失いつつある韓国経済に対して警告した」と伝えた。

記事によると、韓銀は報告書「日本の失われた30年と韓国の状況評価」で、「世界的な金融危機に見舞われた2009年以降の韓国の成長の鈍化傾向は、日本の失われた30年と一部似ている」と指摘した。韓国の年平均成長率は1991~99年は7%、2000~09年は4.9%、10~19年は3.3%と、低下を続けているという。

また、「かつて日本の年平均成長率は高く、1981~91年は4.5%だったが、92~2002年は1%、03~07年は1.7%、08~11年はマイナス0.6%、12~19年は1.1%と低迷が長期化。これには高齢化により1995年から生産年齢人口(15~64歳)が減ったことが影響しており、これにより民間消費・設備投資など内需が萎縮、成長潜在力も低下した」と説明。さらに「日本の商品輸出の年平均増加率が1995~2010年の5.5%から11~19年には2.1%に低下するなど、日本の高度成長をけん引した輸出が韓国と中国に押されたことも影響した」「資産価格の暴落によるデフレも起爆剤として作用した」と分析したという。

その上で、韓国について「17年をピークに生産年齢人口が減少している上、輸出の伸び率が減速していることなどが日本の長期低迷と似ている」とし、「資産価格の暴落とデフレが現実化していないため、韓国経済が必ずしも日本式の長期低迷へと向かうわけではないが、韓国資産市場にバブルが立ち込めている上、物価安が固定化していることを考慮すれば、日本とは違うと言い切ることも難しい」と指摘したという。

この報告書を作成した韓銀調査局のイ・ヨンデ課長は「日本式長期低迷に直面するのを防止するためには、生産性の向上や新成長動力の創出のための構造改革が必要だ」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「不動産の暴騰により国民は結婚・出産をさらにしなくなるだろう」「低金利で解決できない問題を株式で支えて不動産負債をあおってる。負債で消費は委縮するし、企業も不動産を整理して現金化の割合を増やし投資もしない」「高齢化で働き口が減ったのではなく、最低賃金の上昇により働き口がつくれなくなった」など原因を指摘する声が出ており、「日本と似てるなんてもんじゃない。ほぼ一緒」「日本は内需構造で耐えたけど、韓国は輸出で稼がなければならない。日本より深刻になる可能性もある」「韓国の未来は日本じゃなくてベネズエラ」と警鐘を鳴らす声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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