Record China 2014年3月10日(月) 8時10分
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8日、日本華字紙・中文導報は、日本に留学した中国人留学生の就職難について報じた。かつてはエリートの代名詞だった留学組だが、今では中国に帰国しても仕事を見つけることが難しいという。写真は東京・新橋。
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2014年3月8日、日本華字紙・中文導報は、日本に留学した中国人留学生の就職難について報じた。
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かつて「海亀派」(留学経験者の意、海帰と似た発音)といえばエリートの代名詞。海外での学位、職歴を武器に中国で好待遇の仕事にありつけた。だがその状況に変化が生じている。最大の要因は中国大学定員の急増だ。14年の大学新卒生は727万人。「史上最も困難な就活」と呼ばれた昨年よりも35万人も卒業生は増えている。
加えて留学組も多く、海外経験だけでは好待遇の仕事を得ることは難しい。在日中国人の朱さんは02年、日本で修士号を取得。当時は引く手あまたで中国国内の大学から教員になってほしいとの引き合いが殺到したが、給料が安いと日本にとどまる道を選んだ。経験を積みお金を貯めてから帰国しようとの考えだったが、今では博士号がなければ大学教員は無理。完全に状況が変わってしまったと嘆いている。
また、日本人の海外就職組も中国人留学生のライバルだという。かつて日本企業は中国業務向けに求めていた人材には「母国語は中国語」「中国人留学生募集」という条件がついていたが、今では「国籍問わず。日本語と中国語に精通していること」という条件が主流。成長が続く中国で働こうと海外就職を目指す日本人も就職のライバルとなってしまった。日本外務省の統計によると、中国はすでに日本人在住者数で世界2位。12年10月1日時点で約15万人が居住している。(翻訳・編集/KT)
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