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日本軍と朝鮮独立運動の武装組織及び中国人が戦った「青山里戦闘」から100年を記念し、ソン・ヘギョとソ・ギョンドク教授が黒竜江省の金佐鎮記念館にレリーフを寄贈した。向かって右が金佐鎮。
日本軍と朝鮮独立運動の武装組織及び中国人が戦った「青山里戦闘」から100年を記念し、韓国の女優ソン・ヘギョと韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク(徐敬徳)教授が中国黒竜江省の金佐鎮(キム・ジャジン)記念館に金佐鎮の顔をかたどったレリーフを寄贈した。21日付で聯合ニュースが伝えた。
2人によるレリーフの寄贈は、ソ教授が同日、自身のSNSで明かした。金佐鎮は朝鮮の独立運動家。1889年11月24日に忠清南道で生まれた。1917年に中国に逃れ、徐一らと共に北路軍政署を創設。1920年10月21~26日に吉林省青山里で発生した「青山里戦闘」などで指揮を執った。
中国のニュースサイト・観察者網の記事は「青山里戦闘」について、「中国軍の事前の通告を受け、現地の朝鮮族の村民らが協力し、韓国独立軍は地の利を生かして多くの日本軍をせん滅、韓国独立軍の戦闘史における輝かしい一ページと理解されている」と伝えている。
韓国ではこの戦いについて「日本軍に1000~3000の死傷者を出した大勝利」と認識されているが、日本側の史料では「死者11、負傷24」の軽微な損害とされている。なお、金佐鎮は1930年に黒竜江省牡丹江市海林市の精米工場で朴尚実(パク・サンシル)に銃撃され死亡した。
聯合ニュースによると、ソン・ヘギョとソ教授が海外にレリーフを寄贈するのは、オランダ・ハーグの李儁(イ・ジュン)烈士記念館、上海市の尹奉吉(抗日運動家)記念館、カザフスタンの洪範図(朝鮮の独立活動家)記念館に続き4回目だという。
ソン・ヘギョは、かつて三菱自動車の中国向けCMへの出演を「過去に朝鮮人を強制徴用し、現在も謝罪と賠償を拒否している」として拒否。ソ教授らと共に世界各地の独立運動の史跡に記念品などを寄贈しており、「愛国女優」として知られる。(翻訳・編集/北田)
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