インフルエンザワクチン接種の36人が死亡も韓国当局は「接種は中断しない」―韓国メディア

Record China    2020年10月24日(土) 15時20分

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24日、韓国ではインフルエンザワクチン接種後に死亡した人が36人に上っているが、韓国当局は接種を中断しない方針だ。

韓国でインフルエンザワクチンを接種した後に死亡した人が23日午後1時の時点で36人に上った。しかし、韓国疾病管理庁は「ワクチンと死亡との因果関係は確認されていない」とし、予防接種を中断しない方針だ。中国新聞網が24日、韓国メディアの報道を引用して伝えた。

同庁は、インフルエンザワクチン接種後に死亡した26人について専門家らが会議を行って分析した結果、死亡原因とワクチン接種との直接的な関連性は確認できなかったとし、今のところ予防接種を中断する必要はないとした。

記事によると、仁川(インチョン)市に住む17歳の男性が予防接種を受けた後の16日に死亡。その後も同様の例が相次いだ。韓国メディアの22日の報道によると、「死亡例のうち60歳以上が約88%を占め、地域では京畿道(キョンギド)が最も多いとのこと。

また韓国メディアの報道によると、韓国では今年、インフルエンザのワクチン接種計画を拡大しており、1900万人の若者と高齢者は無料で接種できるという。9月末にこの計画が始動した際、500万本分のワクチンが配送途中で冷蔵されていない問題が発覚し、計画が3週間停止していた。今月13日から計画が再スタートし、これまで約830万人が接種、350人に副作用が報告されているという。

これに関し、ソウル大学附属病院の感染内科の金男重(キム・ナムジュン)教授は、「今年のワクチンは保冷失敗や白い沈殿物などの騒動があり、安全性に対する懸念が強まっているが、インフルエンザワクチンの接種による死亡率はほぼゼロであり、ワクチンの安全性には問題がないはずだ」との見方を示しているという。(翻訳・編集/山中)

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