韓国人初のWTO事務局長誕生に暗雲?日本に続きEUも韓国支持せず=韓国ネット「ここまでか…」

Record China    2020年10月27日(火) 17時20分

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27日、韓国・イーデイリーは「世界貿易機関事務局長選挙でEUがナイジェリア候補を支持することで合意した」とし、「韓国人初のWTO事務局長誕生に暗雲が立ち込めている」と伝えた。写真はWTO。

2020年10月27日、韓国・イーデイリーは「世界貿易機関(WTO)事務局長選挙で、欧州連合(EU)がナイジェリア候補を支持することで合意した」とし、「韓国人初のWTO事務局長の誕生を目指す韓国の挑戦に暗雲が立ち込めている」と伝えた。

記事によると、EUは同日に声明を発表し、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ候補への支持を表明する。

韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通称資源部通商交渉本部長は、ヤマ場とされた第2ラウンドでEUの支持を得て、韓国人として初めて最終(第3)ラウンドに進出した。これを受け文在寅(ムン・ジェイン)大統領や丁世均(チョン・セギュン)首相らは最近、他国の首脳らに電話や書簡で兪本部長への支持を求めるなど総力を挙げていたという。

WTOは19日から164の加盟国の支持の意思を調査している。日本政府も最近「官僚の経験があり、世界銀行でも長期勤務するなど国際実務に精通したオコンジョイウェアラ候補が適任者」との立場を固めたとされている。また最も票の多いアフリカ44カ国がオコンジョイウェアラ候補を支持する可能性が高いことも「韓国にとって不利に作用するだろう」と記事は伝えている。

これに韓国のネットユーザーからは「ここがアジア人の限界か。でもここまで来られただけでもすごいこと」「韓国の存在感を世界に示せたからよかった」などこれまでの健闘をたたえる声が寄せられている。

また「EUは結局、経済的理由でアフリカを選んだ」「日本が韓国候補の当選を阻止するために金を積んだのでは?」などと推測する声や、「韓国の外交力はやはりこの程度か」「電話して頼んでも支持してもらえない、つまり国際的地位が下がっているということだ」と韓国政府の力不足を指摘する声も。

一方で「WTOには欧州とアフリカ以外の国もいる。結果は最後まで分からない」と主張する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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