Record China 2020年11月11日(水) 18時0分
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公開24日間で興行収入が約200億円、動員数が1500万人を超えるなど日本で社会現象を巻き起こしている映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が韓国でも12月に公開される。写真は同映画のポスター。
公開24日間で興行収入が約200億円、動員数が1500万人を超えるなど日本で社会現象を巻き起こしている映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が韓国でも12月に公開される。昨年7月に始まった日本製品不買運動の勢いが徐々に衰えを見せる中、どれだけ人気を得られるか注目されている。
不買運動開始直後の昨年7月に公開された「おしりたんてい カレーなるじけん」や「名探偵コナン 紺青の拳」は、韓国での知名度が高いシリーズにもかかわらず観客動員数や評価が振るわなかった。昨年10月に公開された新海誠監督の「天気の子」も注目度は高かったが、公開が1カ月延期された上、観客数も約71万人と、約373万人を記録した新海監督の前作「君の名は。」と大きな差がついていた。
さらに、テレビアニメ「鬼滅の刃」をめぐっては旭日旗騒動も起きていた。ネット掲示板を中心に「主人公の炭治郎のピアスの柄が旭日旗を連想させる」として批判の声が相次いだのだ。韓国で旭日旗は「日本帝国主義の象徴」とみなされている。そのため、韓国版ではピアスの柄が変更された。
こうした不安材料もあるものの、韓国国民の日本のアニメやゲームへの関心はやはり高く、「人気の証し」であるパクリ問題もたびたび話題に上っている。
韓国のゲーム会社「テンナイン」は4月にスマートフォン用ゲームアプリ「鬼殺の剣」を発売したが、プレーヤーからすぐに「ストーリー展開や主人公の姿が『鬼滅の刃』と酷似している」と指摘の声が上がった。同社は盗作疑惑を否定したが、その後も抗議が殺到し、発売から5日後にやむなくサービスを終了した。
また、「WA PIECE(ワピース)海賊王」というアニメが登場したこともある。制作会社の「ケグジェンイ」が3年かけて制作した大作アニメだったが、タイトルやストーリー、キャラクター設定まで日本の国民的アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」に酷似していた。さらに、ワンピース側が訴訟を起こすも「ストーリーとキャラクターが完全に違うもの」として敗訴したことも驚きを与えた。最終的にはワンピース側が勝訴したのだが、韓国では今でも「韓国文化産業の黒歴史」と言われほど衝撃的な事件となった。
その他、日本の有名アニメ・ゲーム「ポケットモンスター」に酷似した「パワーモンスター」も「IDソフト」から制作された。主人公のキャラクターは一見するとピカチュウにしか見えないが、よく見ると耳毛が生えている。内容はアドベンチャーゲームで、本家にある収集や育成の要素はなく、敵のモンスターの動きや攻撃をかわしながらゴールを目指すというもの。このゲームは一時、日本にも輸出されていたという。(編集/堂本)
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