人民網日本語版 2020年10月30日(金) 16時0分
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中国の民用航空産業は旅客輸送量が急速に回復している。国内の航空路線は旅客輸送量がすでに98%まで回復したという。写真は上海浦東国際空港。
中国の民用航空産業は旅客輸送量が急速に回復している。交通運輸部の呉春耕(ウー・チュングン)報道官(同部政策研究室長)は28日に国務院新聞弁公室で行われた記者会見で、「中国国内の航空路線は旅客輸送量がすでに98%まで回復した」と述べた。中国新聞社が伝えた。
呉氏は、「新型コロナウイルス感染症がもたらした極めて大きな打撃に直面して、全国交通輸送システムは感染症対策と経済社会の発展に関わる交通輸送の各種任務を統一的に計画・推進した。中国の高速鉄道や民用航空などの分野の旅客輸送量は急速に回復している。第3四半期(7-9月)になると、国内航空路線の旅客輸送量は98%まで回復した。鉄道は同期末、高速鉄道の旅客輸送量が80%前後まで回復した」と述べた。
呉氏によると、「感染症の影響を受けながら、今年第1-3四半期(1-9月)の交通輸送分野への固定資産投資は終始高水準を保ち、同期の交通固定資産投資は実行ベースで2兆5100億元(約39兆600億円)に達して、前年同期比9.8%増加した」という。
呉氏は、「この増加率は過去3年間の同期で最高の水準であり、感染症の影響がある中でこの増加率を達成したのは、実に容易なことではなかった。今年第1-3四半期の好調な交通発展指標と安定した運営状況から、中国のマクロ経済が好調な運営状況にあることが証明され、また通年の目標達成と経済の安定的発展の確保への信頼感をより高めたといえる」と述べた。
また呉氏は、「貨物輸送量の増加率はすでに正常なレベルに戻り、業務としての旅客輸送が回復を続け、港湾の貨物処理能力がプラス成長を実現し、全体として、交通輸送産業の経済は正常な運営の軌道へと急速に戻りつつある。今後、全国交通輸送システムは終始慎重に運営され、常態化した感染症対策と安全な生産活動が着実に行われ、企業活動・生産活動再開の成果が着実に固められていくだろう。また、国際物流サプライチェーンのスムーズな流れと安定を確保し、通年の各種目標・任務の全面的達成を確保して、第13次五カ年計画の締めくくり、第14次五カ年計画を安定的にスタートさせるための着実な基礎を固めることになる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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