Record China 2020年11月2日(月) 11時20分
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仏国際放送サービスのRFIは中国語サイトに「日米が釣魚島有事を想定して島奪取訓練」と題する記事を掲載した。
仏国際放送サービスのRFIは中国語サイトに10月31日、「日米が釣魚島有事を想定して島奪取訓練」と題する記事を掲載した。
自衛隊と米軍は10月26日から11月5日まで、「キーン・ソード(鋭い剣)」の名称の統合演習を実施している。10月30日には、鹿児島県吐噶喇(トカラ)列島の無人島である臥蛇島(がじゃじま)で上陸演習をしたという。
RFI記事は、演習の目的を「敵に占領された(日本の)島を奪取する」ことと紹介し、実際には「中国の警備船が、日本が“領海”と認識する釣魚島水域に絶えず侵入して日本漁船を追い払うことに対し、(中国側が)釣魚島周辺の空域への日本機の“領空侵犯”を警告する緊張した情勢」に対応したものと論じた。
記事は、30日の演習で日本は陸上自衛隊水陸機動団約100人、米軍は海兵隊員約40人が参加し、鹿児島県の鹿島航空基地に投入した輸送機「オスプレイ」4機のうちの2機と、海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」などが参加したと伝えた。「ひゅうが」はヘリコプター搭載護衛艦で、基準排水量は1万3950トン。
RFIはフランスのメディアだが、同記事は中国人向けと考えられる。尖閣諸島についいては「釣魚島」と、中国側通称のみ使用して日本側名称を併記するなどはしなかった。その点で、「第三国」のメディアでありながら中国側の立場にもとづいた記事を掲載したとみなすことができる。
また、同記事は「陸上自衛隊」を「路上自衛隊」、「水陸機動団」を「水路機動団」と書くなど、誤字も立つ。東京特約記者による署名記事だが、掲載に当たってのチェックがきちんとなされなかった可能性がある。(翻訳・編集/如月隼人)
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