豪州産ロブスター、中国との貿易紛争の次の犠牲者に?―豪紙

Record China    2020年11月4日(水) 5時20分

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シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)は1日、「豪州産ロブスターが、豪州と中国の間で進行中の貿易紛争の次の犠牲者になるのではないかという懸念を引き起こしている」と伝えている。資料写真。

オーストラリア紙のシドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)は1日、「何トンもの生きた豪州産ロブスターが中国の空港の駐機場に立ち往生しており、豪州と中国の間で進行中の貿易紛争の次の犠牲者になるのではないかという懸念を引き起こしている」と伝えている。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が同日付で伝えた。

シドニー・モーニング・ヘラルドの記事によると、豪州のサイモン・バーミンガム貿易相は、「関連する通関問題を認識している」とした上で、「すべての輸入業者は同等の基準に従うべきであり、差別的な選別行動があってはならない」「中国当局はあらゆる差別的行動を排除すべきだ」とした。

Southern Rocklobster LimitedのエグゼクティブオフィサーであるTom Cosentino氏は、豪州産ロブスターの出荷について、「中国での輸入検査のレベルが上昇したため、通関の遅れが生じている」とし、「明らかになっていることは多くないが、このことは中国の新しい衛生検査との関連性を示している」と述べている。

シドニー・モーニング・ヘラルドの記事は、「中国によるロブスターの拒絶または48時間以上のさらなる遅延は、それを超えると高価な甲殻類が生存できなくなることから、貿易をめぐる新たなストライキであるというメッセージを送っている」「2018~19年の豪州の7億5200万豪ドル(約551億円)のロブスター輸出の94%以上が中国向けであり、中国は業界にとって不可欠な市場となっている」「牛肉、大麦、ワインはすでに、豪州と中国の間の緊張の高まりに巻き込まれている」などと伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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