Record China 2020年11月7日(土) 22時20分
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2日、「目の前に犯人がいる」との通報を受けた韓国の警察官が驚きの回答をして批判を浴びている。写真は韓国のパトカー。
2020年11月2日、「目の前に犯人がいる」との通報を受けた韓国の警察官が驚きの回答をして批判を浴びている。
韓国・YTNによると、大学生のキムさんはソウル・漢江(ハンガン)の川辺で現金30万ウォン(約2万8000円)が入った財布をなくした。その5時間後にあるコンビニでカードが使用されたというメールが届いたため、江南警察署に通報した。しかしその後、2日経っても警察署から連絡はなく、キムさんは自ら担当刑事に電話をかけた。すると刑事は、防犯カメラの映像を確認したにもかかわらず「ホームレスのようだから捕まえられない」と述べたという。
納得のいかなかったキムさんは自らカードが使われたコンビニを訪れた。すると偶然にも自転車に乗った犯人に遭遇した。防犯カメラの映像と同じ服装だったため、犯人であることがすぐに分かったという。すぐさま担当刑事に「犯人を発見した」と電話したが、今度は「酒を飲んだので行けない。110番通報したら出動しなければならなくなるので、しないように。自転車を利用して犯人を捕まえていなさい」と答えたという。
結局キムさんは警察に通報し、50分ほど犯人を1人で追いかけた後、近隣の交番から出動した警察官と共に犯人を捕まえたという。
担当刑事は「出動が難しい」と言ったことは認めるも、「警察に通報するなと言っていない」と反論している。江南警察署は当該刑事に対する懲戒問題を決める方針だという。
これを受け、韓国のネット上では「担当者は警察の仕事が嫌いなのだろう。罷免すべき」「そもそも自分が出動できない状況であれば、他の警察に協力を求めるべき。被害者に捕まえろだなんて、担当刑事が言う言葉?」など担当刑事の行動に対する非難をはじめ、「大した犯罪じゃないから面倒だったんでしょ」「他の刑事に取り締まり件数を引き渡したくなかったのだろう」と指摘する声が上がっている。
その他に「これが韓国の警察の現状」「自分も周りも警察の対応にあきれた経験がある」「韓国の警察は話題にならない限り動いてくれない」など警察への不満も多く見られた。(翻訳・編集/松村)
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