輸入博通じて海外商品と中国の消費者をつなぐ越境EC―中国メディア

人民網日本語版    2020年11月5日(木) 15時50分

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中国国際輸入博覧会がまもなく上海で開幕する。今回は越境ECが海外の商品と中国国内の消費者とをつなぐ架け橋になり、輸入博で最も注目を受け、非常に高いポテンシャルをもつ産業になった。写真は過去の輸入博。

第3回中国国際輸入博覧会がまもなく上海で開幕する。今回は越境ECが海外の商品と中国国内の消費者とをつなぐ架け橋になり、輸入博で最も注目を受け、非常に高いポテンシャルをもつ産業になった。中国新聞社が伝えた。

今年は新型コロナウイルス感染症の打撃を受けて、海外消費市場の成長が大いに妨げられており、海外ブランドは輸入博を通じて新たな「中国のチャンス」を目にすることになる。輸入博は海外ブランドのために開放的な大舞台を用意し、越境ECは海外ブランドのために中国市場進出の「快速ルート」を構築し、あらゆる海外商品の展示台から買い物かごへの移動時間がますます短くなっている。

天猫(Tmall)の輸出入事業部門の劉鵬(リウ・ポン)総裁は、「第1回の輸入博から今回までの間に、物流、倉庫・貯蔵、サプライチェーンといった輸入生態圏のインフラ建設が絶えず改善されたことを通じて、阿里巴巴(アリババ)の大規模輸出業務が加速的かつ安定的に発展し、海外ブランドがよりスムーズに、効率よく中国市場を開拓するようバックアップしてきた。デジタル経済プラットフォームとしてのアリババは、包摂的貿易の推進、デジタル貿易インフラの建設に関わり、グローバルビジネス生態圏のデジタル化モデル転換を加速し、中国の消費者が『世界中のものを買う』時によりよい体験を提供する」と述べた。

アリババは今年、1000に迫る海外ブランドと提携して輸入博に登場する予定で、中でも越境ECの天猫国際(Tmallグローバル)に進出した海外ブランドが1400種類を超える新商品を打ち出すという。第1回以来、ますます多くの「輸入博展示品」がアリババプラットフォームの「商品」に変わり、中国の数多くの家に届けられている。

消費者は今年、家から出なくても、携帯電話があれば天猫国際と考拉海購にアクセスして「クラウドで輸入博をめぐる」ことができ、世界中のものを買うことができる。

たとえばドバイのラクダミルク、歌手のリアーナがプロデュースする化粧品ブランド「フェンティビューティ」、ユニリーバの日本から着想を得たスキンケアブランド「タチャ」、タイの輸入食品「ナムチョウ」といった新商品がすでに棚に並べられており、エチオピアのコーヒー豆など知名度の低い国の商品も連日連夜チャーター機で中国に運ばれている。

今回の輸入博の注目点として、上海市が取引促進サービスプラットフォーム「6日+365日」を構築し、輸入博のメイン会場と道路を1本隔てただけの緑地グローバル商品貿易港が24時間体制で海外商品の中国市場参入ペースの加速をバックアップしていることがある。

貿易港にある南アフリカ輸入館では、今年の輸入博でお目見えする新商品「南アフリカビーフ」を館内で紹介しており、すでに上海市のショッピングイベント「55ショッピングデー」期間だけで1万2000食を売り上げたという。同館の責任者の王軍玲(ワン・ジュンリン)さんは、「貿易港のプラットフォームで南アフリカのサプライヤーを支援し、より低いコストと高い効率で中国市場に進出するようサポートできる。また、メキシコのテキーラ、チェコのクリスタルガラス、コロンビアのコーヒー豆など100近い『目新しい商品』も、第3回輸入博の展示台にすでに載せられている」と話した。

今回の輸入博が近づくにつれ、貿易港は輸入博資源を利用して越境ECの新業態「緑地グローバルショッピング・閃電ショッピング(全ルートワンストップ式新小売モデル)」を構築する動きを加速させている。この越境EC新業態の実現により、貿易港は一般貿易、保税輸入、越境ECの3つの貿易スタイルをカバーする輸入商品イノベーションプラットフォームになった。

緑地グローバルショッピング・閃電ショッピングは今回の輸入博の会期中、既存の1万種類に上る世界的に有名なブランド商品だけでなく、質の高い海外ブランドや海外商品をより多く呼び込み、商品の種類を絶えず豊富にするとともに、全国での展開を加速し、中国国内の消費者がより便利な方法、より手ごろな価格で海外の商品を購入できるようにし、普通の人々と世界中のすぐれた商品との「距離をゼロに」するとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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