Record China 2014年3月17日(月) 12時41分
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16日、失踪したマレーシア機のエンジンの製造、メンテナンスを行っている英国のロールスロイス社と、機体を製造したボーイング社は中国メディアの取材に口を閉ざしたままだ。資料写真。
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2014年3月16日、消息を絶ったままのマレーシア航空MH370便の行方について、同機のエンジンが最後に発出した信号が手がかりになる可能性が指摘されている。だが、エンジンの製造、メンテナンスを行っている英国のロールスロイス社と、機体を製造したボーイング社は中国メディアの取材に口を閉ざしたままだ。これについて、新華網は「この事件で米国が果たす役割について、ある種の連想が働く」と伝えている。
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ロールスロイス社によると、「エンジンヘル スモニタ(EHM)」が、主にエンジンに搭載されたセンサーと衛星経由で送信されたデータによって運行状況を把握していると述べている。EHMシステムのデータは「航空機空地データ通信システム(ACARS)」でロールスロイス社のデータセンターに送られている。
ロールスロイス社とボーイング社がこのデータを保有していることは間違いなく、分析されたエンジンのデータは所有者のマレーシア航空にもフィードバックされている。つまり、この3社がデータを持っているはずだ。
国際民間航空機関(ICAO)は、航空事故調査官が必要とする場合を除き、データの秘密保持が定められている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国の調査関係者からの情報として、MH370便が消息を絶ってから4時間にわたって、通信衛星が位置や高度などの情報を伝える信号「ピン(ping)」を受信していたと伝えた。マレーシア側は報道を否定している。
同紙がこのような情報を得ているにもかかわらず、なぜ中国メディアの取材に対してはだんまりを決め込むのだろうか。MH370の乗客のうち、154名が中国籍で、米国籍は4名だけだった。確かに、ロールスロイスとボーイングは中国に対して秘密を保持するべきかもしれないが、むしろ「米国の調査関係者」と米紙に対して秘密保持するべきではないのだろうか。
今回の事件では、飛行機はマレーシア、乗客の大多数は中国、そして最も多く情報を握っているのは米国という構図になっており、この事件で米国が果たす役割について、ある種の連想を働かさざるを得ない。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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