Record China 2020年11月8日(日) 20時0分
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韓国の人気ガールズグループ、ブラックピンクのメンバーが番組撮影のために赤ちゃんパンダに素手で触れた問題で、該当番組の放送取りやめが決まった。
韓国の人気ガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)のメンバーが生後約100日の赤ちゃんパンダに素手で触れた問題で、ブラックピンク側は7日、該当する番組の放送を取りやめると発表した。中国メディアの紅星新聞が報じた。
ブラックピンクのメンバーはバラエティー番組の撮影のため韓国・龍仁(ヨンイン)市にあるテーマパークのエバーランドを訪れ、飼育されている生後約100日の赤ちゃんパンダにメークしたまま素手で触れたり、マスクをせずに至近距離で接したとされた。
番組放送に先行して予告映像が公開されたことで、パンダに直接触れた行為が問題視されるようになった。エバーランドは2016年4月に雄と雌のパンダを中国から借り受けて、飼育してきた。赤ちゃんパンダが生まれたのは今年7月20日だった。
中国では数年前から、飼育員や関係者以外が商業目的でパンダに接触することは禁止されている。また、パンダに接触する飼育員はメークが認められず、自宅でペットを飼育することも禁止されているという。そのため、韓国での芸能人による「パンダに本当に触っちゃった」問題は、中国人からも非難されることになった。
BLACKPINKはこの問題について7日、「パンダ保護の専門家らの意見や国際的な習慣に基づき、専門の関係者でない人をパンダに親密に接触させる行為が、別の角度からの誤解を招く恐れがある」と判断して、関連映像の放送を取りやめると発表した。
ただしBLACKPINKは一方で、芸能人がパンダに接触した際には、専門の獣医と飼育員が立ち合い、手袋や帽子、防護服を着用し、撮影シーンの切り替えのたびに手と靴を消毒するなど感染症防止や衛生基準を厳格に順守したとして、撮影がパンダに衛生上のリスクをもたらすものでなかったと強調した。
この問題については中国野生動物保護協会が5日、エバーランドがパンダ飼育についての規定に対する重大な違反をしたとして、放送や動画配信を停止し、エバーランド側に管理強化や再発防止の徹底を要求したと発表していた。(翻訳・編集/如月隼人)
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