人民網日本語版 2020年11月9日(月) 21時50分
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北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介するその名も「ぶらり北京」。今回は前門の通りをぶらりと歩きながら食べたり、飲んだり、買い物したり。
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北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介するその名も「ぶらり北京」。今回は北京市の中心エリアにある伝統的で活気ある観光スポット・前門の通りをぶらりと歩きながら食べたり、飲んだり、買い物したり。さて、2人の目に留まったのはどんなもの?人民網が伝えた。
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「前門」とは?
通称「前門」と呼ばれている正陽門は北京の中軸線に建てられた北京内城の正門で、500年以上の歴史を誇る。ここから天橋路口までの南北およそ1キロにわたる「前門大街」は、西城区と東城区の境界線。以前は老舗や観光客向けの土産物屋がひしめき合うように建つ、日本のアメ横のような繁華街だったが、北京オリンピック開催前の2007年に大規模な再開発を実施。大通りが拡張されただけでなく、レトロなチンチン電車が走り、老舗が建ち並ぶ「大柵欄」周辺も整備され、さらにはオシャレなホテルやカフェ、ショップなどが集結したエリア「北京坊」も誕生し、すっかり生まれ変わった。
文化人が多く住んでいた「楊梅竹斜街」
再開発が現在進行形で進む前門だが、裏道に一歩足を踏み入れると、そこにはまだ以前のような懐かしい雰囲気を残した下町がたくさん残っている。今回歩いた「楊梅竹斜街」もそんな通りの一つ。前門の西南に位置し、斜めに走っていることから「斜街」という名がついている。清末から民国にかけて7つもの出版社がこのエリアにあり、多くの文化人がここに住み、酒を酌み交わし、交流していたという。今ではちょっとオシャレな雑貨屋やカフェ、レストランなどが点在し、前門ほどの華やかさはないものの、のんびりとそぞろ歩くにはちょうどいい感じだ。
ローカルフードを味わう
秋になると北京のあちこちで見られるようになるフルーツを飴がけにしたタンフールー。オーソドックスなのはサンザシで、イチゴやミカンなどもあるが、山芋やムカゴのタンフールーも実はなかなか美味しい。老舗茶葉屋で売っていたジャスミンティー風味のソフトクリームに、ナツメやクコの実入りのミルクティーなどを味わいながらショッピングを楽しみ、お昼ご飯に向かった先は、「鹵煮火焼」の店「陳記鹵煮小腸」。「鹵煮火焼」とは醤油ベースの鹵水で煮込んだ豚モツスープに、小麦粉で作った固めのパンのような「火焼」をカットして加えた、一杯でおかずも主食も食べられる「完全食」。店の入り口に置かれた大きな鉄鍋から立ち上る湯気、店内に充満する鹵水の香り、そして北京っ子の巻き舌たっぷりな中国語と共に聞こえてくる豚モツを「トントントン」とリズミカルに切る音。街歩きで程よく疲れたところにがっつりローカルフードでお腹も気分も上々に。
伝統的でありながら活気にもあふれ、オシャレな店もありながら昔ながらの店もある。そんな魅力にあふれた前門、皆さんもぶらりと遊びに行きませんか?(提供/人民網日本語版・文/玄番登史江)
●ぶらり北京
北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩き、見たり、食べたり、遊んだり?興味の向くまま、気の向くまま、北京の魅力をゆる~くお伝えしていきます。
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