Record China 2020年11月13日(金) 0時20分
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中国広西チワン族自治区で、長年にわたり刺し身を食べ続けていた男性の胆管から大量の寄生虫が発見された。資料写真。
中国広西チワン族自治区で、長年にわたり刺し身を食べ続けていた男性の胆管から大量の寄生虫が発見された。環球時報などが8日付で伝えた。
報道によると、患者の男性から発見されたのは大量の肝吸虫(肝臓ジストマ)。男性は32年にわたり刺し身を好んで食べていたといい、「(刺し身を)一口食べるごとに白酒(パイチュウ。アルコール度数の高い中国の蒸留酒)を一口飲めば殺せると思っていた」と話した。腹部に違和感を覚えることがあったものの、それほど気にしてこなかったという。
医師は「淡水魚を食べる時は、90度で10秒以上加熱することで初めて寄生虫を殺すことができる。一般的に売られているアルコール度数の高い酒では殺すことはできない」と説明。また、感染初期には目立った症状は現れず、数年後に症状が現れることが多いとし、感染すると胆管炎、肝硬変、胆管がんなどを発症するリスクがあるとした。さらに、体内で死んだとしても胆管内で結石の核になることがあるほか、将来的に胆管の感染症を誘発する可能性もあるとも語った。
中国の一部のネットユーザーからは「だから日本料理を食べるのは慎重になった方が良いんだ。頭の中が虫だらけになるぞ」などとあおり立てるようなコメントが寄せられているが、これに対しては「日本のとは違うでしょ。淡水魚の寄生虫は人体に寄生しやすいが、海の生物はそうでもない」「広西チワン族自治区には淡水魚を生で食べる文化があるが、海水魚とは違う。皆さん誤解しないように」「広西チワン族自治区の刺身は淡水魚。日本料理とは全く関係なし」などの反論が多数寄せられている。
このほか、「淡水魚は生では絶対ダメ」「こういう命知らずが毎年出てくるんだよな」「どっちにしても火を通した方が安全」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/北田)
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