中国広東省の路上で車のナンバーに細工をしたとして、警察から罰金と拘留処分を受け、所属していた広州恒大を解雇されたサッカー元中国代表FW于漢超（ユー・ハンチャオ）が騒動に初めて言及した。しかし、その「言い訳」とも受け取れる内容にネットユーザーからは批判の声が上がっている。

今年4月、広東省広州市の路上で、于が自身の車のナンバーに細工をしているような映像が撮影された。映像を元に地元の交通警察が本人から事情を聞いたところ、違法行為を認めたため、罰金5000元（約7万5000円）と15日間の行政拘留処分が科された。また、事件を受け、広州恒大は于の解雇を発表した。なお、于は7月に同じ中国スーパーリーグの上海申花に加入した。

中国メディアの新京報によると、于は11月11日に騒動について初めて言及。「確かに私が悪かった」と過ちを認める一方で、「だけど、当時彼（動画を撮影した人）が撮影した動画をネット上にアップするのではなく、私のところにやってきて直接『そんなことはしてはいけない』と注意してくれたら、私にとってはもっと良かったと思う」とも語った。

この発言に、中国のネットユーザーからは「3歳児なの？やって良いことと悪いことも分からないのか」「なんてめちゃくちゃなことを言うのか。自分の違法行為を撮影者のせいにするとは」「つまり、やったことは後悔しておらず、捕まったことを後悔してるってことだな」「中国のサッカー選手のIQが低いというのは本当のようだ」「現場で注意されたら『お前には関係ないだろ』って返事するだろうな」など、あきれたような声が殺到した。

于はこのほか、「広州恒大が自身を解雇したことはどう受け止めるか。受け入れがたかったのか」との質問に対して、「難しい。ただ言えることは、クラブの規則に抵触したのは私が初めてではないし、私で最後ということもあり得ない」と話し、自分だけではないとの主張を展開した。（翻訳・編集/北田）