韓国が中国文化の数々を世界遺産申請、中国が取るべき態度は対抗?それとも…―中国紙

Record China    2014年3月20日(木) 21時45分

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19日、韓国がオンドルの世界文化遺産への登録推進を決定したことを受け、中国紙は中国がどうするべきかを説いた評論記事を掲載した。写真は端午節を祝う中国人。韓国が「江陵端午祭」を世界遺産に申請し、登録されたことが中国で反発を招いた。

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2014年3月19日、韓国が伝統的な暖房システム「オンドル」の世界文化遺産への登録推進を決定したことを受け、中国紙・新京報は中国がどうするべきかを説いた評論記事を掲載した。

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「端午の節句はすでに略奪され、次はオンドルが危機に!」。オンドルに関する韓国の世界遺産申請への動きは中国国民を大いに動揺させている。ネットユーザーは「明らかにわれわれのものなのに、どうしてかつての従属国に奪われなければならないのか?」と怒りをあらわにする。これに対し、中国文化部は「世界遺産の申請は商標登録ではない。韓国のやり方はわれわれに影響を与えない」と回答している。

世界遺産への申請は確かに商標登録ではないが、韓国の文化に対する態度が表れている。韓国は数十年にも及んで文化振興策を実行してきており、今まさにその基礎をさらに確たるものにしようと努力している。中国で大ブームを巻き起こしている韓国ドラマ「星から来たあなた」などの韓流ブームの推進にせよ、端午の節句やオンドルなどの世界遺産申請による中国文化を奪う姿勢にせよ、韓国の文化に対する重視が見て取れる。申請が成功するかどうかは別にして、こうした文化はすでに一定のレベルまで高められており、長い目で見れば文化の伝承・発展に好循環をもたらす。

目的は世界遺産への申請ではなく、申請後にその文化をより十分に保護し、伝承させていくことである。中国国民は韓国の遺産申請に敏感だが、その要因は起源がどちらの国かという論争ではなく、心の中で「文化の根源のある場所が、なぜ別の場所よりも繁栄していないのか」との疑問を抱いているからだ。中国は自分の道を進めばよいが、韓国の遺産申請による警鐘を軽視すべきではない。中国がすべきことは、韓国が申請によって中国のものを奪うことができるわけがないと強調するのではなく、積極的かつ現実的な措置を採用することだ。(翻訳・編集/HA)

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