2006年デジタル出版業界の全収入200億元突破―中国新聞出版総署

2007年6月2日、中国新聞出版総署副署長孫寿山（スン・ショウサン）氏は、2006年の中国数字（デジタル）出版業界の全収入が200億元（3000億円）を超えたと発表した。

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孫副署長は、この数字を大まかな統計だと前置きしたうえで、インターネット広告が49億元（735億円）、インターネット雑誌・ニュース・情報などが5億元（75億円）、電子書籍が1億5000万元（22億5000万円）、インターネットゲーム65億元（975億円）、携帯電話の着メロ・着信音・ゲーム・動画が80億元（1200億円）と、その収入の内訳を説明した。***

また、この数字は中国のデジタル出版界の発展を示す一方で、大きな問題点もあらわしていると指摘。知的財産権を保護するために出版内容の調査・検閲は不可欠としながらも、技術的な面でさまざまな困難があると語った。

孫副署長はさらに、第11次5か年計画期間中（2006年〜2010年）新聞出版総署は全力を挙げて、出版資源のデジタル化を推し進めていくとし、そのためにも制度面と技術面に対し何らかの基準制定が早急に必要との認識を示した。（翻訳・編集/本郷智子）