Record China 2014年3月25日(火) 1時42分
拡大
22日、中国のネット上に「礼儀正しい日本人が席を譲らないのはなぜか?」と題する文章が掲載され、中国ネットユーザーが多数のコメントを残している。写真は東京の電車内。
(1 / 2 枚)
2014年3月22日、中国のネット上に「礼儀正しい日本人が席を譲らないのはなぜか?」と題する文章が掲載され、中国ネットユーザーが多数のコメントを残している。以下は文章の概要。
【その他の写真】
日本を訪れた人のほとんどが、「日本人は礼儀正しい」と称賛する。妻の母親が初めて日本に来たときも、「日本人の礼儀と道徳は中国人より素晴らしい。道を渡ろうとすれば車は必ず止まってくれる上、運転手は微笑みかけてくれる」と話していた。
米国に住む友人も同じだ。数年前、友人が1人で東京に旅行に行ったときのこと、夜ホテルに帰る際に電車に乗り間違え、道に迷ってしまった。そこで友人は日本人に道を尋ねた。その日本人は、初めは日本語で道を説明していたが、友人が理解していない様子を見て、なんと電車に乗ってホテルまで送ってくれたのだ。友人はいたく感動したという。
しかし、そんな彼らでも、日本の電車のなかで若者が堂々と椅子に座り、お年寄りが立っている様子を見たときには、やはり心のなかで「日本人はこんなに礼儀正しいのに、どうして電車でお年寄りに席を譲らないのか」と疑問に思っていたという。
私も初めはそう思ったが、日本で十数年生活してわかった。たとえば、私の知り合いに60歳くらいの大学教授がいるが、髪の毛が真っ白なために実際の年齢より老けて見える。普段、彼女はとても明るいのだが、あるとき機嫌が悪そうにしていたので、何かあったのか聞いてみた。すると、彼女は「席を譲られちゃったのよ」と話した。彼女いわく、席を譲られたことで「あなたは老けた!」と言われた気がしたのだそうだ。
彼女の気持ちはおそらく、同じ文化的背景で育った日本人にはわかるのだろう。そのため、日本の電車では若者がお年寄りに席を譲ることが少ないのだ。しかし、私はこんなことも経験した。電車のなかで子どもを抱いた母親に席を譲ろうとすると、彼女は何度もお礼を言いながら「すぐ降りますから」と座ろうとしなかった。後日、日本人の友人が「たとえ、あなたが親切心からしたことであっても、相手がそれを必ず受け入れなければならないということではない。日本人は他人に迷惑をかけることを嫌う。また、『他人に面倒を見てもらう人』だと見られたくない気持ちがある」と教えてくれた。
「人に迷惑をかけたくない」「年老いたと見られたくない」と感じる日本人にとって、電車に乗るときに相手が本当に席を譲ってほしいのかどうかは、本当に判断しづらいものだ。最も良い席の譲り方は、電車を降りるのを装ってドアの前まで行くか、思い切って別の車両に移動することだ。いずれにせよ、何も言わずに立ち上がってその場を離れるのがいい。もし相手が必要なら、自ら歩いてきて座るだろう。
この文章を読んだ中国ネットユーザーは、以下のようなコメントを残している。
「そうだったのか。どうりで」
「行ってみて初めて文明度がわかる」
「マタニティーマークを付けた女性を見かけたら、みんな自発的に席を譲っているよ」
「箱根から新宿に向かう電車のなかでおばあさんに席を譲ったら、とても喜んで感謝してくれた」
「席を譲るのにもこんなにあれこれ考えて、疲れるだろうなあ」
「日本人はときどき考え過ぎなんだ。中国人のように手を差し伸べるべきときは差し伸べないと」
「中国の老人は席を譲るようににらんでくる。それでも譲らないと殴られる」
「彼氏と東京の地下鉄に乗ったとき、空いていたから優先席に座った。しばらくすると人がたくさん乗ってきて、目の前におばあさんが立った。彼氏が席を譲ったら、おばあさんは降りるまで何度もお礼を言ってくれた。逆に申し訳なくなってしまった」
「以前日本で、夜行バスの乗り場がわからなくて、もう間もなく出発してしまうというとき、2人の男の子が私たちの荷物を持って、走って乗り場まで案内してくれた上に、バスの運転手さんにも説明してくれた。そこにはたくさんの感動が隠れている。日本で生活したことのある人なら、みんなわかっている」(翻訳・編集/北田)
この記事のコメントを見る
Record China
2014/3/24
2014/3/23
2014/3/21
2014/3/19
2014/3/16
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る