オバマ大統領・習近平主席が会談、「新世界秩序の建設的構築」で一致―米中「新たな2国関係」に踏み出す

Record China    2014年3月25日(火) 8時31分

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14日、オバマ米大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談が開催された。米外交筋によると、米中間の「新たな2国関係」の構築を追求、ロシアのウクライナ南部クリミア半島編入問題について、緊張緩和と外交的解決の重要性で両首脳が一致した。資料写真。

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2014年3月14日、オバマ米大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談がオランダ・ハーグで開催された。米外交筋によると、米中間の「新たな2国関係」の構築を追求、ロシアウクライナ南部クリミア半島編入問題について、緊張緩和と外交的解決の重要性で両首脳が一致した。

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オバマ大統領はウクライナ問題を念頭に「米中は国家の主権を尊重し、ともに国際法を強化していくことが可能だ」と発言。習氏は「米中が協力できる余地はますます増えている」と応じた。さらにオバマ大統領は「習主席とは新たなモデルの2国間関係を強めていくことで合意している」と強調。習氏は「新型大国関係を築くという(オバマ氏の)声明を称賛する」と述べた。

同筋によると、オバマ大統領は、習主席が提唱した「新たな大国関係」構築について、ウクライナ危機を踏まえ、米中の「新たな関係」に積極姿勢を示すことで「中露連携」をけん制すると同時に、中国が「新世界秩序の建設的構築」に入るよう求める狙いがあるという。

オバマ大統領は、この会談の中で、「米中関係は重要だ」と強調。「人権問題や南シナ海・太平洋地域での海洋問題など、両国間に横たわる種々の摩擦を建設的な方法で克服することは可能で、すべての関係各国にとって解決につながる」と語った。これに対し、習主席は「主要国関係の新たなモデルの構築に中国は固く関わっている」とし、米国と対立せず、双方に有益な協力関係に向け努力する方針を強調した。

同筋は、中国がウクライナの主権問題との認識を示したことに着目、中国がロシアと距離を置いている、と見ている。ただ、中国は欧米とロシアとの対立を懸念しており、外交的打開を促すよう強く求めたという。(取材・編集SK)

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