チャン・イーモウ監督、国の「特別扱い」否定=「それなら罰金を払うこともなかった」―中国

Record China    2014年3月26日(水) 11時11分

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25日、中国のチャン・イーモウ監督が、「国師」として特別な扱いを受けているとの世間の見方を否定した。写真はチャン・イーモウ監督。

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2014年3月25日、中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督が、「国師」として特別な扱いを受けているとの世間の見方を否定した。新浪網が伝えた。

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北京五輪の開・閉会式プロデュースでも知られるチャン・イーモウ監督。中国映画界を代表する巨匠として、皇帝も敬意を表し、人の模範になる高僧を指す「国師」と称されることも。このほど経済誌「中国企業家」のインタビューに答え、自分が普通の人と変わらない国民の1人であることを語った。

チャン監督によると、北京五輪でプロデュースを引き受けた後も、自分自身や周囲に何も変化はないという。「国師」として国から特別扱いを受けているとの見方もあるが、監督はこれを否定。「もし特別な存在なら、罰金を払うこともなかった」と、昨年から今年にかけて中国社会を騒がせた、自らの「一人っ子政策違反」騒動にも触れた。国のリーダーに対し発言権を持っている事実もないことを、正面からコメントしている。

チャン監督の最新作は、今年5月公開の「帰来」。文化大革命の時代が描かれるため、微妙なテーマという点でも注目されている。また、10数年来の盟友だったプロデューサー、チャン・ウェイピン(張偉平)氏との関係解消後、これが初めての作品。特に人気の高い「紅いコーリャン」や「活きる」は、チャン・ウェイピン氏とタッグを組む以前の作品だったため、チャン監督の新たな傑作が生まれるのでは?と期待視されている。(翻訳・編集/Mathilda

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