2020年11月23日、観察者網は、陝西省西安市で車道のど真ん中に歩道橋の階段が出現してネット上で注目を集めたと報じた。

記事によると、同市の市民が22日、同市の朱宏路で歩道橋が建設され、階段が歩道ではなく片側5車線ある車道のうち歩道側から2車線目に設置されたとして、その様子を撮影した動画をネット上で公開した。

動画からは、歩道橋の階段の両脇にある車道を自動車が通行しており、歩道橋を利用するには車道を1車線横断しなければならない状況であることが見て取れる。

記事は、歩道橋を利用している市民の姿が見られる一方で、現地に安全を喚起する看板はなく、階段の前に3個の障害物が置かれているだけで、その他の標識も掲げられていなかったとした上で、「歩行者にとっても恐ろしいが、ドライバーから見ても冷や汗ものだ」と評している。

この件について同市住建局の担当者は「問題になっている歩道橋はまだ工事が完了していない。完成後は、階段のある部分が歩道になるはず」と回答しているという。（翻訳・編集/川尻）