Record China 2020年11月25日(水) 10時50分
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新たな中国大使に起用された垂秀夫氏をめぐり、中国メディアの環球網は24日、「今週、着任の見通しで、入国は青島から。その後、北京にある官邸で2週間の隔離を受ける」と報じた。写真は青島流亭国際空港。
新たな中国大使に起用された垂(たるみ)秀夫氏をめぐり、中国メディアの環球網は24日、「今週、着任の見通しで、入国は青島から。その後、北京にある官邸で2週間の隔離を受ける」と報じた。
記事は「青島から入国」とした理由について、「新型コロナウイルスの影響で東京から北京までの直行便はまだ再開していない。新任の中国大使は総領事館のある都市を選ぶ傾向にあり、日本が総領事館を開設している中国本土の都市は上海、広州、瀋陽、重慶、青島の5都市」とし、「東京から瀋陽に向かう便も再開しておらず、上海、広州、重慶に行くには青島での乗り継ぎが必要。それ故に青島からの入国が唯一の選択肢になる」と説明した。
さらに、消息筋の話として「垂氏は日本で1回目のPCR検査を受け、青島到着後に2回目の検査を受けた後、中国に入国できる。その後、北京にある官邸で2週間の隔離を受ける」と紹介。「隔離期間が終わった後、垂氏は中国外交部に国書を提出し、正式に着任する。慣例に照らすと、着任後に記者会見が行われる見込みだ」と伝え、垂氏のこれまでの北京での勤務経験に言及したほか、「1985年に外務省に入省した垂氏は86年に中国・南京大学に留学。流ちょうな中国語が話せる」「垂氏は外務省の『チャイナスクール』出身だ」などとした上で、「垂氏は外務省屈指のチャイナスクールの専門家と考えられており、中国大陸および香港、マカオ、台湾問題に詳しい」「垂氏が中国大使に就く期間、中日関係がさらなる高みに上がることが期待できる」と述べた。(翻訳・編集/野谷)
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