軍施設に中国籍カメラマン同行、監督が裁判で謝罪「無知だった」―台湾

Record China    2014年3月27日(木) 23時30分

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26日、中国籍カメラマンを軍施設の見学に同行させた台湾のニウ・チェンザー監督が、高雄地裁で行われた裁判に出廷。「無知で向こう見ずだった」と罪を認めた。

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2014年3月26日、中国籍カメラマンを軍施設の見学に同行させた台湾のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督が、高雄地裁で行われた裁判に出廷。「無知で向こう見ず」だったと罪を認めた。聯合報が伝えた。

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台湾映画「モンガに散る」などで知られるニウ・チェンザー監督。今年6月、最新作「軍中楽園」のロケ地を決めるため、監督・スタッフ総勢23人で台湾・左営にある海軍基地を訪問。この時、中国籍カメラマンが交じっていたことが後で明らかになった。台湾の軍事施設では、中国籍の人物は立ち入り禁止となっている。この行為は「要塞侵入罪」に抵触するため、ニウ監督および同カメラマンが違反容疑で高雄地検に送検された。

26日、高雄地方裁判所で審議が行われ、ニウ監督が出廷。起訴状の内容について全て認め、「自分が無知で向こう見ずだったせいで、このような事態を生んだ」と話し謝罪した。ニウ監督側は、事前に国防部に同カメラマンの同行を認めるよう申請していたが、拒否されていた。検察側によると、軍施設にやって来たニウ監督一行について、相手が著名監督だという信頼感も手伝い、身分のチェックに手落ちがあったという。中国籍カメラマンについては現在、台湾への入境禁止となっているが、裁判所が内政部に申請し、いずれ召喚される予定だ。

「軍中楽園」は「モンガに散る」と同じく、ニウ監督がメガホンを執り、イーサン・ルアン阮經天)を主演に起用。騒動後も撮影は進み、昨年12月にクランクアップ。台湾で今年8〜9月に公開予定となっている。(翻訳・編集/Mathilda

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