フライメディア 2020年12月1日(火) 18時0分
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コロナ禍下で誕生し、急速に広まった「健康コード」。
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コロナ禍下で誕生し、急速に広まった「健康コード」。健康コードとは、ウイルス感染に対する「感染リスク」を示すQRコードで、上海では、施設や交通機関などの利用時に提示することが必要なデジタル証明書でもある。
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健康コードは、「赤」、「黄」、「緑」の三色あり簡単に説明すると、「赤」は隔離が必要で、利用や入場はNG。「黄」は、自宅待機や自主隔離など観察が必要なレベルを示し、利用や入場はグレーになるが、ほぼNGと思っていい。「緑」の表示だけが唯一、利用や入場が制限されないレベルになる。
上海で言うならば、市内を移動するだけであれば、その人は、ほぼ「緑」で、特に気にすることもないのだが、11月に入り、この健康コードの提示を求められることや場所が数段多くなった。そのため、自ずと常に「緑」をキープしているか、が重要になってきた。
特にビジネスマンにとっては、出張はもとより、オフィスビルに入るときにも健康コードの提示が必要になるので、うっかり?「緑」以外の色になってしまうと、入場はおろか、自宅待機になるケースもあり、ビジネスや日常生活に支障をきたすことになる。では、どのような行動をとったら「緑」でなくなるのかというと、特定するのは難しい。
健康コードは、一般にウィーチャット(微信/Wechat)のミニプログラム(小程序)やアリペイ(支付宝/Alipay)から取得できる。それぞれのアプリ自体が個人情報とリンクしているため、アプリをタップしアクセスすると、健康コードは自動的に色分けされるのだが、その判断基準は、明確に説明されていない。
家族構成、関係や移動履歴のデータから感染者との濃厚接触の可能性や感染地域への出入りを自動的に分析して、色分けされている、と言われるが、それだけではないようで、感染地域に行かなくても、「緑」でなくなるケースがあると言われる。
例えば、濃厚接触者或は健康コードが「黄」の人と同じ車輛に乗っていると、健康コードが「黄」になるとか、感染リスクの高い地域から来た人、或はリスクの高い人とすれ違うだけで「黄」になる、といった根拠のない噂も飛び交う。また、他地域への移動もなく、思い当たる原因がないのに、突然「赤」になり、慌ててサポートセンターに問い合わせたら、システムエラーだったといったケースも聞く。
コロナ禍下でもこれまでは、公共施設や交通機関、比較的規模の大きいショッピングモールなどをのぞいて、健康コードを提示することはあまりなかったのだが、最近では、一般の飲食店でも健康コードの提示が求められるようになってきた。
健康コードは、自分だけではなく、周りの人にも安心、安全を保障する目安になるとして、現地でも日常的に活用することが定着してきている。(提供/フライメディア)
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