Record China 2020年12月2日(水) 7時20分
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28日、新浪軍事は、日本政府が「陸上配備型イージス」の代替としてイージス艦2隻を導入した場合の費用が、中国の055型駆逐艦5隻分に当たると報じた。写真は055型駆逐艦。
2020年11月28日、新浪軍事は、日本政府が「陸上配備型イージス」の代替としてイージス艦2隻を導入した場合の費用が、中国の055型駆逐艦5隻分に当たると報じた。
記事は、日本政府関係筋が24日、配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案としてイージス艦2隻を導入した場合、4800~7000億円の建造費用が掛かるとの試算を明らかにしたと紹介。これは、中国の055型国産大型駆逐艦5隻を建造してもなお余りあるほどの金額であると伝えた。
また、試算の対象となったイージス艦は既存の「まや」型イージス艦をベースとしてSPY-7レーダー、ベースライン9のイージスシステム、SM-3とSM-6対空ミサイルを搭載することが想定されており、「まや」型に比べて明らかなパワーアップはしていないと指摘。せいぜい20~30億ドル(約2100~3100億円)が適正価格であるとの見方を紹介している。
その上で、今回の試算について米国側がかなり吹っ掛けたとの意見が見られるとしつつ、SPY-7レーダー自体の価格は「ぼったくりとは言えないレベル」であること、「まや」型イージス艦にベースライン9のイージスシステム、SM-3とSM-6対空ミサイルを搭載する際にはかなり格安で提供したことから、「米国が商業道徳をわきまえず、日本に法外な建造費用を吹っ掛けた」とは考えにくいと伝えた。
そして、「適正価格」をはるかに上回る費用が算出された背景として「新型コロナの影響により、日本の造船工業が意図的に価格をつり上げることで受注利益を増やそうとした可能性がある」と考察。今回の見積もりも関連企業によって提供されたものであることを併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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