Record China 2020年12月6日(日) 22時20分
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4日、観察者網は、米国のスタンリー・マクリスタル退役陸軍大将が台湾問題について「私が恐れるのは、一夜にして中国が既成事実をつくることだ」と語ったことを報じた。資料写真。
2020年12月4日、観察者網は、米国のスタンリー・マクリスタル退役陸軍大将が台湾問題について「私が恐れるのは、一夜にして中国が既成事実をつくることだ」と語ったことを報じた。
記事は、マクリスタル氏がバイデン次期大統領の顧問チームに入ったと伝えるとともに、3日に行われた米メディアによるインタビューで「中国の軍事発展ペースは想像以上に速い。米国は間もなくチャンスを失うことになる」と警戒感を示したと伝えた。
そして、アジアにおいて盟友を集結させて中国に脅威を与えることについて「時すでに遅しではないか」との質問に対して、マクリスタル氏が「この船がまだ出発していないのならば、急いで出発することを考えなければならないことは間違いない」とえん曲的な表現を用いて回答したことを紹介している。
また、マクリスタル氏がバイデン次期政権に対して「中国による脅威を過小評価してはならない。さもなくば耐えられないほど深刻な結果が待っている」と忠告するとともに、「台湾を巡る動き」を防ぐためにも軍備強化、地域の盟友との関係強化に取り組む必要性を指摘し、「私が憂慮しているのは、ある日目覚めたら中国が台湾に大量のミサイルを注いでいた、という既成事実が生じる可能性があるということだ」と述べたことを伝えた。
記事は、マクリスタル氏がオバマ政権時代の2009年にアフガニスタン駐留軍司令官を務めたものの、その後当時副大統領だったバイデン氏を批判したことで、10年に解任された経歴を持つと紹介。しかしすでにバイデン氏との関係は改善しており、今回の大統領選ではバイデン氏に投票することを公言していたと報じている。(翻訳・編集/川尻)
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