Record China 2020年12月5日(土) 15時0分
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慶市内にある炭鉱で、坑内の一酸化炭素濃度が上昇する事故が発生した。炭坑内には24人がいたとされ、1人が救出されたが18人の死亡が確認された。
重慶市永川区内にある水洞炭鉱で4日午後5時ごろ、坑内の一酸化炭素濃度が上昇する事故が発生した。5日午前7時までに1人が救出されたが、18人の死亡が確認された。地元当局は同炭鉱の操業を停止させ閉鎖していたが、企業側が勝手に操業を再開さたという。中国メディアの新京報などが伝えた。
事故発生当時、炭坑内には24人がいたとされる。これまで安否が確認されたのは19人であり、5人についてはまだ状況が分からないことになる。
新京報によると、同炭鉱は2013年に硫化水素により中毒事故を起こしており、3人が死亡、2人が負傷した。
重慶市煤鉱安全監察局(炭鉱安全監察局)は2019年に、同炭鉱には安全確保についての違法行為があったとして、運営会社と技術責任者に罰金を科した。また、同炭鉱は閉鎖処分にしたが、会社側は2カ月後に、独自に炭坑内の装置を撤去する作業を行っていた最中に、一酸化炭素の濃度が限界を超える事故が発生したという。
中国メディアの中国新聞社によると、5日午前3時時点では、炭坑口から刺激臭のある白煙が出ていた。防護装備を身に着けた救助要員が多数集合していたが、救助方法についての方法の検討が続いており、炭坑内には入れず周囲で待機状態だった。現場には炭坑内にいた家族が事故に遭遇したことを知って駆けつけた家族もいたという。(翻訳・編集/如月隼人)
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