2014年4月1日、中国紙・参考消息（電子版）によると、BBCは中国の三胞集団（サンパワー・グループ）が英老舗百貨店のハウス・オブ・フレーザーを買収する方向で交渉を進めていると伝えた。

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取引は最終調整の段階に入っており、順調に行けば、数日以内に発表される。買収価格は約4億5000万ポンド（約775億円）とみられ、1億6000万ポンド（約275億円）の債務を含み、全額現金での買収となる。

三胞集団の価値は50億ポンド（約8620億円）。創始者で会長の袁亜非（ユエン・ヤーフェイ）氏は江蘇省南京市雨花台区政府の元職員で、フォーブスによると資産は約3億ポンド（約516億円）だという。三胞集団はかつてハウス・オブ・フレーザーと中国での特許経営請負の件で協議をしており、今回は三胞集団が直接ハウス・オブ・フレーザーに買収の要求を示した。

25年前に香港のブランド王・潘迪生（ディクソン・プーン）氏がロンドンの高級百貨店ハーヴェイ・ニコルズを買収した事例を含まなければ、三胞集団は老舗店の買収によって英国の小売業界に進出した初の中国企業となる。（翻訳・編集/藤）