台湾の日刊紙・聯合報のウェブ版が選んだ「今年の芸能10大ニュース」に、元恋人からの暴露が話題になった男性歌手SHOW（ショウ・ルオ/羅志祥）をはじめ、日本から女優の石原さとみや、アンジャッシュの渡部建が登場している。

2020年に最も世間を騒がせた芸能ニュースの1位に選ばれたのは、台湾の男性歌手のSHOW。騒動が勃発したのは今年4月で、9年間交際していた中国のオンラインセレブリティの女性が、破局やSHOWの乱れた女性関係をSNSで暴露したもの。その後のSHOWは現在まで活動復帰には至っておらず、損失額は7億台湾ドル（約26億円）超えとも報じられている。

2位には台湾の男性タレントで俳優、澎恰恰（ポン・チャーチャー）の莫大（ばくだい）な負債問題が登場。3位には台湾の女性歌手ファン・ウェイチー（范瑋[王其]）がマスク輸出制限に関して蘇貞昌（スー・ジェンチャン）行政院長をSNSで口汚くののしり、世間から猛批判を浴びたトラブルが選ばれた。

4位には今年多かった芸能人の電撃婚が登場し、台湾の男性歌手Bii（ビー・シュージン/畢書盡）や、フェイルンハイ（飛輪海）出身のケルビン（辰亦儒）らと並び、今年10月に結婚を発表した石原さとみの名前も挙がっている。

7位に選ばれたのは、今年6月に複数の女性との多目的トイレでの不倫が報じられたアンジャッシュの渡部建だった。トップ10内に単独で取り上げられた唯一の外国人となり、台湾の人々に与えた衝撃の大きさを物語っている。

なお、8位には人物ではなく台湾ドラマが選ばれている。ここ数年、中国ドラマに押される状態が続いたが、今年は俳優グレッグ・ハン（許光漢/グレッグ・シュー）が中国でもブレークした「時をかける愛 」（想見你）や、コメディエンヌの女優チョン・シンリン（鍾欣凌）が老け役に挑んだ「我的婆婆怎麼那麼可愛」が話題に。台湾ドラマの復興年として取り上げられている。（Mathilda）