中国経済の動向、9つの点から分析―独誌

Record China    2014年4月5日(土) 8時28分

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4月2日、中国の今年2月の輸出額は前年同月比18.1%減となった。「中国経済の『ハードランディング』を経験しようとしているのだろうか?」と、世界各地の投資家の目を疑わせた。資料写真。

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2014年4月2日、中国の今年2月の輸出額は前年同月比18.1%減となった。「中国経済の『ハードランディング』を経験しようとしているのだろうか?」と、世界各地の投資家の目を疑わせた。楽観者は、「中国は経済の過度な成長を抑制し、経済改革のペースを加速しようとしている」と指摘した。しかしこれには時間がかかり、一定のリスクが存在する。現在の中国の経済発展は、9つの重要な問題に関わっている。3月31日付独週刊誌「フォークス」の記事「経済の巨人は崩壊するか?中国について知るべき9つのこと」を引用し、環球時報が伝えた。

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1、中国の新年の経済は本当に低迷したのだろうか?1−2月のデータは確かに振るわなかったが、旧暦の正月による連休を迎えていたため、これは想定内のことだ。

2、景気低迷に対して、政府はどのような対策を講じているか?中国は措置を講じ内需を刺激しており、プロジェクト建設とインフラ整備が重点となっている。専門家は、金融政策も緩和に向かうと予想した。

3、景気低迷の一方で貸付を拡大しているが、これは苦境に陥っているということだろうか?貸付削減は期待に合致しており、中国政府と中央銀行は起こりうる信用バブル戦に備えようとしている。

4、危険な信用バブルは膨張しているのだろうか?悲観主義者と呼ばれるエコノミストのマーク・ファーバー氏は、「中国には大きな信用バブルが存在する」と述べたが、成長率の低下により経済が健全化しリスクが低減するとも指摘した。

5、中国の資本市場にはどのようなリスクがあるか?シャドーバンキングが貸付市場の中で重要な力を発揮している。中央銀行はいわゆる資産管理商品、信託商品の監督管理を強化する。

6、シャドーバンキング問題は、リーマン・ショックのような危機を引き起こすだろうか?この可能性はない。中国の伝統的な銀行の貸付規模はシャドーバンキングを大幅に上回り、かつ中国は巨額の外貨準備高を保有しているからだ。

7、人民元は脅威に直面しているのだろうか?中国は人民元の対米ドル相場の変動幅を拡大した。人民元は短期間内に疲弊する可能性があるが、長期的に見るとさらに上昇することになる。

8、中国株式市場の暴落の時代は終わったのだろうか?専門家は、現在の株式市場はなおも低迷すると指摘した。一部の人は、中央銀行と政府の金融緩和策と刺激策により、株式市場が活況を呈すると予想した。

9、世界経済にどのような影響が生じるか?中国の現在の輸出額は2000年の6倍以上に達するが、ドイツは2000年比で80%増にとどまっている。ゼネラル・モーターズの中国販売台数は国内市場を上回っており、フォルクスワーゲンの2台のうち1台は中国で販売されている。中国の経済が安定成長を維持すれば、世界経済にとって非常に有利だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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