「共通の利益」求める米国、中国の「核心的利益」から話題そらすのは「一種の戦略」―中国人専門家

Record China    2014年4月3日(木) 8時2分

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2日、香港・中評社によると、米国問題専門家の袁征氏は、米国が中国に対し、「共通の利益」を追求するよう求め、中国が主張する「核心的利益」から話題をそらそうとしていることについて、「これは一種の戦略だ」とする見解を示した。資料写真。

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2014年4月2日、香港・中評社によると、米国問題専門家の袁征(ユエン・ジョン)中国社会科学院米国外交研究室主任は、米国が中国に対し、「共通の利益」を追求するよう求め、中国が主張する「核心的利益」から話題をそらそうとしていることについて、「これは一種の戦略だ」とする見解を示した。

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米国家安全保障会議(NSC)のメデイロス・アジア上級部長は28日、ワシントン市内で講演し、中国が主張している米中の「新型の大国関係」について、「中国は自らの『核心的利益』に焦点を当てすぎだ」と不満を示し、「共通の利益」を追求するよう求めた。

この発言に対し、袁主任は、「米国は、中国が強調し尊重するよう求めている『核心的利益』の概念をすり替え、米中『共通の利益』を追求すべきだと強調している」と指摘。

中国が主張する「新型の大国関係」を受け入れれば、米国は台湾問題やチベット問題で中国を批判できなくなる。それを恐れる米国は「共通の利益」を強調することで、中国の「核心的利益」から話題をそらす「一種の戦略」を取っていると、袁主任は指摘した。(翻訳・編集/NY)

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