Record China 2014年4月3日(木) 17時27分
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2日、台湾が中国と昨年6月に調印した「サービス貿易協定」の承認に反対する学生らが台北市の立法院(国会)議場を占拠している問題について、台湾の作家で文化部長の龍応台氏は、「背景には中国に対する強い不信感がある」と分析した。写真は学生運動の現場。
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2014年4月2日、米華字メディア・多維新聞によると、台湾が中国と昨年6月に調印した「サービス貿易協定」の承認に反対する学生らが台北市の立法院(国会)議場を占拠するなど、混迷の色が深まっている。
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こうした動きについて、台湾の作家で文化部長の龍応台(ロン・インタイ)氏は2日、「背景には中国に対する強い不信感がある」と分析した。
龍氏はまた、「表面的には台湾内部に深刻な亀裂が生じているように見えるかもしれない。だがそうではないことを“そばで眺めている”北京の政府指導者に理解してもらいたい」とした上で、サービス貿易協定を支持する人も支持しない人も、台湾を大事に思う気持ちと、閉鎖的な中国本土の姿勢に対して不安感や緊張感を抱いているという点で共通していると指摘した。
反対派の中には映画や出版関係者が多い。龍氏は、台湾の映画や出版物が中国本土で検閲を受け、販売できない可能性を懸念し、文化的な主体性にまで影響が広がるのではないかという不安が、文化人や学生を中心に高まっていると指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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