Record China 2014年4月5日(土) 9時40分
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3日、広場や公園で行われる集団ダンスの騒音対策として、浙江省温州市の集合住宅地の住民たちが26万元(約416万円)を出資し大音量スピーカーを購入、ダンス団体を撃退した。法律よりも効果がある方法だが、一方で法律制度そのものが問題視されている。
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2014年4月3日、広場や公園などで行われる集団ダンスの騒音対策として、浙江省温州市の集合住宅地の住民が26万元(約416万円)を出資し大音量スピーカーを購入、ダンス音楽と同時に音を流し、ダンスをしていたおばさんたちを撃退した。中国新聞社が伝えた。
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フランスの華字紙・欧州時報によると、ダンスの騒音問題は長期にわたり住民を悩ませており、各地で、ふんをまく、ピストルを鳴らす、超大型犬のチベタン・マスティフを野放しにするなど様々な対策が取られている。しかしこのような「目には目を」方式によって、逆に両者の対立は激化。収拾がつかない状況に陥り、解決の難しい社会問題となっている。
かつてニューヨークでは、中国の中年女性がブルックリン公園でダンスをしていたことが騒音問題となり、付近の住民に通報されたことがある。女性は警察に連行され、地元の裁判所で「公園内で騒音を出す理由はない」として告訴されている。
実は、中国でも「民法通則」第83条による規定があり、近所の住民を妨害し損失を与えた場合は、それを停止し、賠償しなければならない。また、「公園騒音管理暫定規定」でも、公共の場における太鼓や銅鑼の演奏、鞭を打つなどの騒音を禁止している。規則に違反した個人や団体は、100元(約1600円)以上500元(約8000円)以下の罰金が科される。しかしなぜかこうした法律が実際には効力を発揮しておらず、スピーカーや大型犬に頼らざるを得ない状況となっている。騒音問題は法律執行機関と中国人民に法律のあり方をも提起している。(翻訳・編集/藤)
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