Record China 2020年12月22日(火) 6時0分
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中国メディアの生命時報は15日、「1990年から2019年にかけて、中国の中度と重度の視力障害の有病率は主要20カ国・地域(G20)の中で最も急速に高まった」と報じた。写真は眼鏡。
中国メディアの生命時報は15日、「この30年間で中国人の視力は急速に減退」と題し、医学誌ランセット・パブリック・ヘルスが発表した新たな研究の指摘として、「1990年から2019年にかけて、中国の中度と重度の視力障害の有病率は主要20カ国・地域(G20)の中で最も急速に高まった」と報じた。
記事によると、この研究は国際的な共同プロジェクトのデータを基に、この30年間における中国人の視力障害の状況などを整理したもので、分析対象となった視力の問題には未矯正の屈折異常、白内障、緑内障、黄斑変性、糖尿病網膜症などが含まれる。
それによると、視力障害の主な原因は未矯正の屈折異常、白内障、黄斑変性で、失明は白内障、未矯正の屈折異常、緑内障が主な原因という分析結果が出たという。
記事はまた、近視、緑内障、白内障、黄斑変性は中国で多い眼の病気だと述べ、近視については「国内の患者は6億人。青少年の近視率は世界1位だ」と指摘。その上で、電子機器の使用を減らして目の酷使を避け、十分な睡眠をとること、屋外で活動する時間を増やすことなどを呼び掛けた。(翻訳・編集/野谷)
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