Record China 2014年4月10日(木) 6時20分
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8日、コスタリカで3月15日から今月4日にかけて開催されたU−17女子ワールドカップで、日本代表が初優勝、2011年のなでしこジャパンのワールドカップ初制覇に続く快挙となった。
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2014年4月8日、コスタリカで3月15日から今月4日にかけて開催されたU−17女子ワールドカップで、日本代表が初優勝、2011年のなでしこジャパンのワールドカップ初制覇に続く快挙となった。2011年以降、日本の各年代の男女代表はサッカーの各世界大会で5度チャンピオンになっている。男子選手は早くからヨーロッパのクラブで活躍しており、女子選手も世界の一流クラブで活躍するようになった。日本のサッカー界の成功は、中国の模範となっている。人民網が報じた。
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▼共通点もある中国と日本の女子サッカー
中国では女子サッカー選手に対する待遇が悪く、リーグ戦も規範化されていないとの批判があるが、日本でも女子サッカーのリーグ戦のシステムがまだ完全には整っていない。実際には、数々の快挙を果たす「なでしこジャパン」のメンバーの多くも、午前中は事務職をこなし、午後にサッカーの練習をする、「アマチュア登録」の選手だ。そして、なでしこジャパンに有能な選手を供給し続けているのは、中学校や高校のサッカークラブだ。
今回、「リトルなでしこ」がワールドカップで初優勝を遂げたことは広く知られているが、今年2月に米国で行われた試合で、高紅(ガオ・ホン)監督率いる中国のU−17女子代表が、日本代表と0-0で引き分けたことはほとんど知られていない。ただ、中国代表は結局U−17女子ワールドカップでグループリーグを突破できなかったが、日本代表は順当に勝ち進み優勝した。実際には、日中両国の女子サッカーは、発展の「基礎」の面では多くの共通点がある。
▼男子サッカーの成功を生かした日本
日本サッカー協会の関係者によると、サッカーをする女の子は少ないため、サッカー好きの女の子は子供のころから男に交じって練習しており、特に小学生の間に固い基礎を築いている。記者が日本の小中学校を訪問すると、確かに男の子と一緒にサッカーの練習をしたり、試合に参加したりしている女の子を目にした。このような光景を欧米で見ることは少ない。
これが、日本の女子サッカーの台頭の秘訣かもしれない。しかし、サッカーをしている女性が少ないにもかかわらず、女子サッカーが快挙を成し遂げている本当の理由は、男子サッカーの成功やサッカー協会のサポートを足台に、発展に適した合理的なシステムが構築されていることにある。
日本では女子サッカーの事務的な業務を、サッカー協会女子委員会が担当している。一方、中国のサッカー協会は今年1月になってやっと女子専門の部を立ち上げ、各年代の女子代表チームや女子サッカーリーグの事務を統一して、同部が管理するようになった。日本では、各年代の代表チームが練習を行い、試合にも参加する。これは人材育成が目的であって、単に国際試合に参加するためではない。
日本女子サッカーリーグには、1部リーグの「なでしこリーグ」に加え、2010年から2部リーグの「チャレンジリーグ」が設置された。さらに、女子サッカーの発展を促進しようと、女子サッカー連盟は、15年から1部とチャレンジリーグの間に、新たに「なでしこリーグ2部」を設置し、計3部制にすることを決めた。これは、日本の男子プロサッカーリーグが 1993年に10クラブで開始し、99年からJリーグ ディビジョン1(J1)とJリーグ ディビジョン2(J2)の2部制に移行したのと同じだ。
しかし、最も注目したいのは、1部クラブに対して15歳以下のアカデミーチームを保有するなどのガイドラインが設定されたことだ。Jリーグが立ち上げられた際にも、加盟条件として育成組織(下部組織)によるクラブユースチームの運営義務などが規定された。中国のプロのサッカークラブが、単に表面上だけの「育成」を語っているのとは大きな違いだ。育成を重視した結果、日本の男子サッカーの今があるのだ。日本の女子サッカーも、男子サッカーの経験を生かし、成功を手に入れている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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