中国造船企業、納期遅延が多数発生=巨額の賠償に直面―英メディア

Record China    2014年4月9日(水) 21時40分

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8日、中国の造船企業と海外の発注元企業との間での裁判に、中国の銀行が巻き込まれている。納期遅延によって銀行が数十億ドルもの支払保証に直面している。資料写真。

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2014年4月6日、英ロイターによると、中国の造船企業と海外の発注元企業との間での裁判に中国の銀行が巻き込まれ、契約が履行されなければ、銀行が数十億ドルもの支払いを保証しなければならなくなるという。8日付で環球時報が伝えた。

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英クラークソン社の統計では、2013年中国の造船企業は受注の3分の1で納期遅延になっている。契約を履行できなければ、造船企業に貸し付けを行っている中国の銀行がバイヤー企業に対して多額の支払保証をし、賠償金を支払わなければならなくなる。その上、造船会社から資金を回収できる見込みもほぼなくなる。

2008年の金融危機以降、中国政府は貸し付けの規制緩和を行うことで、不振に陥る造船業を支援。それによって中国造船業は大きく飛躍し、2011年には初めてロンドン市場で上場する企業も現れ、2013年も受注量は大幅に増加していた。

海外で契約不履行による支払保証を命じる判決はまだ出ていないが、中国民生銀行の担当者は「支払保証はすでに頭の痛い問題になっている」と話す。業界関係者は「中国の企業も銀行も弱点と経験不足を利用された格好で、責任の全てが中国造船企業にあるとは言い切れない」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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