anomado 2020年12月25日(金) 17時50分
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不動産投資の手数料7000万香港ドル(約9億4000万円)が未払いだとして訴えられた、香港の俳優・映画監督のチャウ・シンチー(周星馳)。
不動産投資の手数料7000万香港ドル(約9億4000万円)が未払いだとして訴えられた、香港の俳優・映画監督のチャウ・シンチー(周星馳)。3人の上級弁護士と2人の法廷弁護士を含む弁護団が法廷で10日間争った結果、12月23日に元交際相手のユー・マンフォン(于文鳳)さん敗訴の判決が下された。
事の起こりは2002年。当時シンチーと交際していた建設会社社長令嬢のマンフォンさんは、ビジネス上のパートナーとしてもシンチーを支え、不動産投資をサポートしていたという。シンチーが所有するマンションの物件売却時に出る利益の10%を、マンフォンさんが受け取ることを口頭で約束したものの、一部しか払われなかったため提訴した。
この口約束について、チャウ・シンチー側の弁護士は、恋愛中の軽い約束であって、何の法的拘束力もないと主張。裁判官も「口約束は何の価値もない」との見解を示し、原告の申し立てを棄却した。
判決が下った後、シンチーの弁護士は、「被告はこの判決によって長年の争いに終止符を打つことを望んでいる」と述べた。これで彼は泥沼から脱出できたが、一方でマンフォンさんを待ち受けるのは、巨額の費用の支払い命令だ。
計算によると、3人の上級事務弁護士と2人の法廷弁護士に支払われる基本報酬は1800万香港ドル(約2億4000万円)で、加えて弁護士チームによる長期間にわたる書類の準備や手続き、さらに上級弁護士の出廷日当など、トータルで5000万香港ドル(約6億6700万円)を軽く超えるといわれている。
12年もの間恋人同士だった2人が、別れた後に起きた巨額の金銭トラブル。シンチーは安堵に浸っていることだろうが、マンフォンさんにはこれから辛い試練が待ち受けているかもしれない。(提供/華流・anomado)
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