水道水から発がん性物質のベンゼン、市民がペットボトルに殺到=基準値の20倍―甘粛省蘭州市

Record China    2014年4月12日(土) 12時47分

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11日、中国甘粛省蘭州市でこのほど、国の基準を大幅に上回る発がん性物質ベンゼンが水道水から検出され、市民がペットボトルの水を買うためスーパーマーケットなどに殺到している。

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2014年4月11日、中国新聞社によると、中国甘粛省蘭州市でこのほど、国の基準を大幅に上回る発がん性物質ベンゼンが水道水から検出され、市民がペットボトルの水を買うためスーパーマーケットなどに殺到している。

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検出量は1リットル当たり200マイクログラム。国の基準(同10マイクログラム)の20倍に達した。市は一部地域で水道水の供給を中止。衛生、環境保護の関係部門が詳しく調査している。同市の水供給関連企業は「化学工場の汚水が給水源に流れ込んだ可能性がある」と説明。早急に原因を調査するとしている。

蘭州大学化学学部の教授によると、ベンゼンは人間の神経系統を傷つける毒性を持ち、一度に大量摂取すと急性中毒を起こす恐れもあるという。これを受け、同市内のスーパーなどにはペットボトルの水を買うため市民が殺到。大量の水をカートに積む様子があちこちで見られた。(翻訳・編集/AA)

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