「和服で撮影」物議醸した、蘇州の「日本街」の今は…―中国メディア

Record China    2021年1月8日(金) 21時20分

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7日、網易は、「日本街」として人気を集めた一方で中国のネット上で批判を浴びた江蘇省蘇州市の淮海街の現状について紹介する記事を掲載した。

2021年1月7日、網易は、「日本街」として人気を集めた一方で中国のネット上で批判を浴びた江蘇省蘇州市の淮海街の現状について紹介する記事を掲載した。

記事は、同市のハイテク産業開発区にある淮海街について、日本企業が多く駐留し、日本人向けの飲食店が数多く軒を連ねていることから「日本街」と呼ばれていると紹介。先頃、街のリニューアルが行われ、大阪の道頓堀のような風景になって以降は日本文化や日本アニメに興味を持つ人などの間で人気スポット化し、多い時には1日に10万人ほどが押し掛けるようになったほか、和服のレンタルショップも出現して多くの人が和服姿で歩いたり、写真や映像を撮影したりする光景が見られるようになったと伝えた。

一方で、まるで日本のような淮海街の光景についてネット上では「和服を着て撮影するのは不適切。どうして蘇州で日本文化を集めなければいけないのか」「他国の文化を宣揚すれば、われわれ自身の文化の流失につながる」といった批判が続々と寄せられたほか、蘇州が南京に近いこともあって「歴史を忘れるな」といった罵声も出るなど、賛成派と反対派に分かれての議論が繰り広げられるに至ったとしている。

そして、「当初は日中両国の文化交流を目的として作られながら思わぬ騒ぎを引き起こした淮海街では現在、すでに和服姿で撮影する人の姿は見られなくなり、和服のレンタルショップも相次いで閉店した」と紹介。「各種の日本料理店が営業を続けている以外、街は元の静けさを取り戻した」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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