2014年4月16日、中国留日同学総会は今月13日、東京の昭和大学で日本留学歴史講演会を開催した。1943年に日本に留学し、1951年に総会の会長を務めた韓慶愈（ハン・チンユー）氏が70年前の日本留学経験を語った。人民網が報じた。

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韓氏は自身の日本留学当時の苦しい体験を振り返り、「当時の留学生の苦しみというものは、今の人には理解しづらいだろう。私が1943年に日本に留学した当時、中国人留学生にとって最も辛かったのは食べ物や勉強のことではなく、自分が中国人であると言えないことだった。当時は日本の人々に助けられたが、一方で日本が戦争を行い、日本国内に餓死者とけが人が満ち溢れる悲惨な光景も目にした」と語った。

韓氏はさらに、「一番感動したことは、中国政府が1952年に国家経済が極めて困難ななか、総会のために5万ドルの救済金を割り当ててくれたことだ。救済金は中国人留学生に支給された。総会の努力の下、多くの在日中国人留学生は1953年に祖国に戻ることができた」と強調した。

総会の汪先恩（ワン・シエンエン）会長は、自らの貴重な経験を語ってくれた韓氏に感謝を表明し、韓氏が総会顧問に就任することを発表した。講演会は総会の張畢（ジャン・ビー）秘書長が司会を務め、在日本中国大使館教育部の譚永東（タン・ヨンドン）一等秘書官のほか、郭試瑜（グゥオ・シーユー）氏、王道遠（ワン・ダオユエン）氏、鄭●瑜（ジョン・チュウユー、●は衣偏に者）氏ら東京在住の総会関係者が出席した。（提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤）