インド軍が8日、中国との事実上の国境に当たる実効支配線（LAC）のインド側で中国の兵士1人を拘束したと報じられた問題で、中国人民解放軍機関紙の解放軍報は11日、兵士が中国側に引き渡されたことを明らかにした。

米国の中国語ニュースサイト、多維新聞の11日付報道によると、インド軍が8日、パンゴン湖の南側でLACを越えてインド側に入った中国兵1人を拘束したと、インドの複数のメディアが報じていた。

解放軍報の公式ウェイボーは11日、「日没や複雑な地形により行方不明となっていた中国国境防衛部隊の兵士1人は、中印双方の関連協議により、11日正午に中国国境防衛部隊に引き渡された」と明らかにした。（翻訳・編集/柳川）