中国紙・環球時報は18日、韓国では「権力をかさに着て威張り散らす」現象が深刻であることが分かったと報じた。

記事は、16日付の韓国・聯合ニュースの報道を引用。それによると、韓国大統領府国務調整室が専門機関に委託し、昨年11月29日～12月2日に全国の1500人（19～69歳）を対象に行った調査で、先輩や上司による「有利な地位をかさに着た行為」が深刻だと回答した人が83．9％に上った。過去1年間に被害に遭ったと回答した人は26．9％だった。

どのように対応するかでは「耐える」が70．1％で最も多く、その理由としては「反抗して不利な状況になることが心配」（39．6％）、「反抗しても状況は改善しない」（34．7％）などが多かった。

また、こうした現象がまん延している原因については、「権威主義の文化」（40．7％）、「個人の倫理意識の不足」（25．4％）、「加害者への罰が不十分」（18．1％）、「制度に穴がある」（13．5％）などの回答が多かったという。（翻訳・編集/北田）