2014年4月17日、北京で発表された「中国文化発展報告（2013）」によると、中国政府公認の中国語学校「孔子学院」は2013年末時点で、世界120カ国・地域に孔子学院440校、孔子課堂646カ所の計1086カ所設立されたことが明らかとなった。中国新聞社が伝えた。

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孔子学院の建設スピードと影響範囲の広さは他言語の国際推進機構と比べても類を見ず、世界中の注目を集めている。2010〜2013年にかけて、孔子学院の数は年間30〜40校のペースで安定的に増加しており、中国語ブームは世界を席巻している。

中国文化部のデータによると、2010年には約1億人だった外国人中国語学習者の数は、2013年には1億5000万人に達している。正確なデータの統計は難しいが、外国人中国語学習者の数が毎年増加しているのは紛れもない事実だ。

統計によると、孔子学院が最も集中しているのは欧州（149カ所）、北南米（144カ所）、アジア（93カ所）。欧州では英国、ロシア、フランス、ドイツ、イタリアなどに多く設立されており、北南米では北米、カナダ、ブラジル、アジアでは韓国や日本、タイなどに多い。

また、孔子学院では2010〜2013年、中国語の普及を主とした一般的な孔子学院のほか、中医学やビジネス、観光、音楽、ダンス・舞台、飲食文化、茶文化などさまざまな中国文化に特化した孔子学院が設立されており、中国文化の普及を進めている。孔子学院の人気は中国文化だけでなく中国経済の成長とも関係しているという。（翻訳・編集/藤）