Record China 2021年1月20日(水) 7時20分
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中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は19日、「レアアースをめぐる中国の新たな動きに海外のメディアが注目している」とする記事を掲載した。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は19日、「レアアース(希土類)をめぐる中国の新たな動きに海外のメディアが注目している」とする記事を掲載した。
報道によると、中国の工業情報化部は15日、レアアース管理条例の草案を発表し、専門家などからの意見を募っている。29条からなる条例は、鉱山開発から精錬分離、金属精錬などの生産や利用、製品流通までのサプライチェーン全体を適用範囲にしていて、企業は輸出管理の法律、法規を順守しなければならないと明記している。
記事は、スマートフォンや電気自動車(EV)などの部品に欠かせないレアースについて、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストが以前、「中国は世界最大のレアアース輸出国で、2019年の世界の生産量の63%、埋蔵量の37%を占めている。2015年から2018年までの米国のレアアースの8割は中国から輸入したものだ」と報じていることを取り上げた。
また、「日本経済新聞によると、米国は、レアアースの中国依存解消に向けて動き出している。米化学メーカーのブルーラインは、オーストラリアのレアアース企業ライナスと共同で、テキサス州にレアアース分離精製工場を建設する」と伝えた。
さらに、米誌フォーブス(電子版)が17日付で、「中国の2020年のレアアース輸出は3万5448トンで、2019年の4万6330トンから減少した」とし、この「スランプ」の要因として、EVバッテリーの国内での新たな需要に対応するための「貯め込み」を挙げていることを伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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