Record China 2021年1月20日(水) 22時20分
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20日、韓国で文学賞を総なめした男性に「盗作疑惑」が浮上し、物議を醸している。資料写真。
2021年1月20日、韓国で文学賞を総なめした男性に「盗作疑惑」が浮上し、物議を醸している。
韓国・MBNなどによると、18年に白馬文化賞を受賞した短編小説「ルーツ」の作者であるキム・ミンジョンさんは16日、自身のFacebookに「『ルーツ』の本文全体が盗用され、その人が20年になんと5つもの文学公募展で賞を受賞したことを情報提供によって知った」とし、「一節や段落を似せたパクリの域を超え、小説の最初から最後までをそのまま使うという明らかな盗作だ」と書き込んだ。また「『ルーツ』は白馬文化賞を受賞した作品であり、オンライン上に本文が掲載されている」とし、「これは文学賞に盗作、盗用を確認する最小限のガイドラインすらないということを意味している」と指摘した。
この書き込みがあった後、韓国のインターネット掲示板には同男性が小説だけでなく、新聞のコラムやインターネット上に掲載された他人の文書やアイデアを盗用して公募展で賞をもらっているとの内容の情報が書き込まれているという。
これについて文学界では「盗作や盗用の有無を厳しく調査しない風潮も問題だが、地方自治体や各種団体、インターネットメディア、地域紙などで検証されていない文学賞が乱発されていることも問題だ」との指摘が出ているという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「バレないと本気で信じていたのか?」「丸ごと写した小説が賞を獲ったということも驚き」「盗作した人より、それに賞をあげた審査員の方にあきれる」「文学界の審査員らは全く本を読まず、調査もしないの?」「文学はこんなにも厳しいものなのか。2年前の受賞作品を提出しても誰にも気づかれないなんて。文学を評価する前にデータ技術を備えなければならないのか?コピペができるだけで作家になれる世の中…」など驚きや批判の声が相次いでいる。
その他「盗作作品が受賞したということは、事実上、盗作被害に遭った作家が2回受賞したということだよね。すごい。キム・ミンジョン作家に興味がわいた」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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